立山登山レポート 
2014年8/20〜23 
 NO−1
 
8/21(木)  8:47 AM  
8/20(水)夜10時過ぎにに事務所(岡山市)出発。ケーブル立山駅に翌日午前8時に到着。山陽自動車道の神戸付近で工事の為かなりの時間ロスをした。40分くらいは渋滞にはまっていた。北陸自動車道は交通量が少なく運転が楽だったが、睡眠不足のせいもあって、休憩の回数を多めに取って運転をした。 
立山駅周辺の駐車場は沢山あるが、駅近くの駐車場は既に満杯状態で、少し離れた場所を見つけ、ここに停めることにした。河川敷のような場所に「臨時駐車場」と書いてあったので、川が増水した時は大丈夫だろうかと心配したが、他に駐車場が見当たらないので、ここに停めることにした。 
 
 9:00AM
 取りあえずみんなでVサイン。ザックの中に荷物を詰め込む準備が完了して、立山駅へ向かう。
 
 帰って来る時に分かったのだが、この駐車場の更に向こうにも駐車場があるようです。帰りにはここは満杯状態でした。
 
 立山駅構内に貼ってあったポスターに目が留まる。どうして目隠しをするのだろう?
 
 9:25AM
 美女平へ向かうケーブルカーは満杯で窮屈だったが、登山の日程がスタートしたことを実感する。
 
 10:56AM
 室堂ターミナルを出ると、全ての景色と空気が別世界に来たことを実感させてくれる。ここは標高2500mを越える高地で、冷涼な風が気持ちよい。しかしジッとしていると寒く凍えるようだ。
 
ワタシは以前ここへ3回も来た事があるが、何十年も来ていないので、細かい状況はもうすっかり記憶から脱落している。しかし、雄山や一ノ越の方向や、地獄谷の鼻を突く硫黄の臭いはしっかり思い出した。 
 
室堂ターミナルを出るとすぐ目の前にある湧き水を取りあえずペットボトルに入れることが最初の課題だったが、その水の冷たいこと美味しいことは、ここへ来た人への御褒美かも知れない。 
 
こういう美味しい天然水を飲む度に思うことは、水道管を伝って我が家に送られてくる水は一体何の水なのだろうか?と疑問に思うこともある。中に消毒液が入り、それを飲んでも良いというが、本当にそうなんだろうかね? 
 
 後で気づくのだが、雷鳥沢のキャンプ場にも水場があり、いつでも極上の天然水が飲める。何もわざわざここで汲んで雷鳥沢まで運ぶ必要は全くない。重い荷物が更に重量を増すだけである。
 
 11:09AM
 室堂からの景色は最高で、おまけに高山植物などに興味があれば、なかなか次の目的地へ向かって歩き始めることはできない。花を見たり山の写真を撮ったりしている内にあっという間に時間は過ぎて行く。
 
 また歩き始めてもザックのベルトが重量で肩に食い込むので、頻繁に休みを取る。急いでキャンプ場まで行けば、背後の山にも登れたかも知れないが、今回は無理をしないで取りあえず雷鳥平まで。
 
これはミクリガ池。何故かこの名前だけは忘れずに覚えていた。 
 
8月末だが山の谷筋には雪渓が残る。ガスがかかって稜線が見えないが、次の日にはこの山の稜線を左側から登ることになる。 
 
 登山はシーカヤックのキャンプの時と違い、荷物を全部自分の背中に背負うので極限まで軽量化しないといけない。特にテント・シュラフ・着替えなどはコンパクトでなくてはならない。夜は寒いのでダウンのシュラフ・フリース長袖・ダウンジャケットなど必須。
 
 今回の縦走はベースキャンプ(BC)方式なので、重い荷物を背負わなくても良い。室堂からキャンプ地までの僅か1時間程度の「アルバイト」をするだけで、翌日のロングの縦走は水と食糧だけを背負って歩けばよい。だから何とかなるだろうと・・・。
 
今年2014年の1月の茶話会で「夏は北アルプス」へ行きましょうか?と軽い気持ちで提案し、何となくみんな行く気になって、練習もやる気満々だったが、実際はあまりトレーニングもしていない。真庭の山や熊山に少し登った程度。新しく購入したザックは1週間前に1回2時間ほど担いだだけ。 
 
そんな練習不足、準備不足でついには室堂までやって来たのだが、実際来てみると、空気は美味しい涼しい水は最高、景色も最高と、歩く活力が湧いて来る。そこが山の不思議なところ。ヘリコプターの音は聞こえるが水上バイクの騒音は全く聞こえない。 
 
11:46AM 
雷鳥荘の左手から水蒸気のようなものが上がっているが、これは地獄谷から噴出す硫黄を含んだガス。地獄谷への立ち入りは禁止されている。昔と比べて噴出すガスの量が相当増えているようで、この周辺では普通に呼吸ができない。 
 NO−2
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